小児歯科

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元気で健やかな子供を育てるために

元気で健やかな子供を育てるために

小児歯科は、こどもの歯の治療をする事だけではありません。その子の成長や環境に応じた治療や予防を行い、将来虫歯の無い、健康な歯並びへと成長させていくことが大切です。お子さんの年齢や発育状況を見て、適切な口腔内管理を行います。

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子供のむし歯予防について

子供のむし歯は誰が防ぐの?

・子供が自分で行う
・家族が予防する
・歯科医が予防する
左記は、どれも単独では正解ではありません。子供のむし歯予防は家族と歯科医院(専門医)が協力してはじめて成し遂げられるものです。また、それぞれの信頼関係がなければ十分な効果をあげることはできません

むし歯を予防する3つの基本

食生活のリズム画像

1、 食生活のリズムが大切です
3度の食事を中心に、おやつの回数は1日1回を目安にしましょう。甘い物に限らずどのような飲食物も回数が多くなったりダラダラといつまでも飲食したりしないように注意しましょう。また、1回あたりの量を少なくすると満足感が少なくなりかえって飲食回数が増え、むし歯が増える原因となるので注意が必要です。

歯を強くする画像

2、 歯を強くする
普段の食生活のバランスのよい栄養食を規則的に摂り、歯質のよい強い歯を作りましょう。また、年齢に応じたフッ化物の応用でむし歯になりにくい歯にします。

むし歯菌を減らす(ブラッシング・フロッシング)がぞう

3、 むし歯菌を減らす(ブラッシング・フロッシング)
歯ブラシによる正しいブラッシングとデンタルフロスを使ったフロッシングで、むし歯菌のかたまりであるプラーク(歯垢)を取り除きます。

成長にあわせたむし歯予防

0~1歳ごろ

授乳期間中画像

・授乳期間中
授乳期間中にむし歯菌をつくらないために、この時期にお菓子や市販の飲料を与えないようにしましょう。

歯磨きをはじめるとき画像

・歯磨きをはじめるとき
生後6ヶ月を過ぎると乳歯が生え始めます。最初は前歯しか生えていないので、ガーゼなどで拭く程度で大丈夫です。1歳頃から歯ブラシを使用しますが、離乳食から幼児食の時期の赤ちゃんの場合は、写真のような上の前歯のむし歯を起こさないように注意が必要です。

・食生活の注意点画像

・食生活の注意点
自然食品、お湯、水、牛乳などを中心に考え、特に兄弟がいる家庭では、おやつは下の子供にあわせたものを与えるとよいでしょう。

2~4歳ごろ

むし歯ができやすい場所を重点的にケア画像

・むし歯ができやすい場所を重点的にケア
2歳頃に生えてくるいちばん奥の乳歯(第二乳白歯)は、かみ合わせの部分と歯と歯の間にむし歯ができやすいため、念入りにブラッシングしましょう。また、歯ブラシとあわせてデンタルフロスを1日1回使うと良いでしょう(ときどき使うだけではあまり効果がありません)。

食生活の注意点画像

・食生活の注意点
おやつは与える時間と量、種類に注意して与えましょう。糖分たっぷりのお菓子だけでなく、果物などむし歯になりにくいおやつを与えると良いでしょう。

5~10歳ごろ

5~10歳ごろ画像

・6歳臼歯(第一大臼歯)
5~6歳になると乳歯の奥歯のさらに奥から、6歳臼歯が生えてきます。6歳臼歯はもっとも奥にあるためブラッシングしにくく、かみ合わせ面が複雑なので念入りに磨きましょう。歯科医院での樹脂を詰める処置「シーラント」も有効です。

フッ化物塗布

フッ化物を歯に塗ると、歯の表面から吸収されて歯の結晶(アパタイト)の一部になり、歯質がされて虫歯菌が出す酸に対する抵抗力を高めることができます。

また、歯のエナメル質のまわりにフッ化物があると一度脱灰した部分の再石灰化を促進し、エナメル質の補修がしやすくなる効果もあります。子どもの頃は、乳歯が抜けて新しい永久歯が生えてくる時期(※)なので、定期的(年4回)の塗布をおススメしております。

※一般的には、1歳6ヶ月になると上下の前歯12本と奥歯4本の乳歯が生えてきます。フッ化物は歯が生えてきたときから塗ることができますが、年齢に応じた利用法があるのでお気軽にご相談ください。

さわやか診療(笑気吸入鎮静法)

当院ではお子さんが抱く治療への恐怖心を払拭し、少しでもリラックスして診療を受けていただけるように笑気吸入鎮静法を採り入れています。


笑気吸入鎮静法とは

酸素にほんのり甘い香りのする笑気という気体を混ぜて、鼻から吸ってもらう方法で、吸入中は、歯を削る不快な振動や注射の痛みもあまり気にならなくなり、ゆったりした楽な気分で治療を受けて頂くことができます。また、吸入をやめれば、すぐに元の状態に戻るので安心です。

笑気吸入鎮静法は欧米諸外国をはじめとして普及しており、日本でも50年以上の歴史があります。

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